
1985年北海道生まれ。 2008年に京都嵯峨芸術大学(現・嵯峨美術大学)芸術学部造形学科油画分野卒業。 認識の揺らぎが起こるまでピクセル化させたデジタル画像を元に作品を制作します。 ピクセル数にあわせてマス目状に区切られたキャンバス。全てのマスは微妙な差異があり、注意深くひとつひとつ色合わせを行い絵具を乗せていく作業は、全体を想像しながら描く過程とは違い、ただ静かに絵具という物質と向き合う工程となります。最後のひとマスが埋まり、手から作品が離れた時にようやく作家は全体像を知ることができるのです。 安田は「色合わせを行うことでそれぞれの色に対して多くの情報量を持つようになる」といいます。 しかし、遠く離れて作品を見ることでその色たちは意識の中で混じり合い、一つの具象画となっていきます。 遠くにあるからこそ理解できるものが、近づくことでその情報量に圧倒されてしまうという事柄は鑑賞者である私たちにも身に覚えがある感覚ではないでしょうか。 本展覧会ではピクセルシリーズをおよそ15点出展いたします。 この機会にどうぞご高覧くださいますようお願い申し上げます。