REVERBERATION

Nov 18, 2023 — Jan 21, 2024

Presented by The Mass 開催終了
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The Mass ではアーティストデュオ Nerhol(ネルホル)による新作展「REVERBERATION」を開催 致します。本展では近年 Nerhol の 2 人が継続的に取組んでいる帰化植物をテーマにしたシリーズを 中心とした新作を発表致します。

飯田竜太と田中義久の2人からなるNerholは、主に彫刻を行う飯田と、支持体となる紙や平面的構成に向き合う田中、両者の行為の融合によって作品を制作しています。 Nerholは特定のモチーフの連続写真を何枚も物理的に積み重ね、それを彫刻し、出来上がった1つの作品によってそこに内包される重層的な時間と瞬間を語ります。そこに込められた時間や歴史の層に対し作品化するという彼らの試みは、他に類を見ない新しい物理的な形態と視覚的な美意識を纏い作品としてアウトプットされてきました。

本展にてNerholが発表する作品群のテーマとなっている帰化植物とは、本来の自生地から人間活動を含む様々な要因によって他の地域へ運ばれ、やがてその土地で野生化した植物のことを指します。
そこにはその植物やその植物を運んだ何か、またはその因果を作った人間の活動の歴史が存在しますが、まさにそこに介在する時間や歴史という概念こそNerhol作品に通底する欠かせないコンセプトです。
Nerholはどの作品においてもそういった時間の集積を紙の束に置き換え、彫刻をすることでそこに内包される「何か」を露わにしてきました。
画面には飯田の身体性と田中の思考性が伴われ、それらは2人が繰り返し行う「対話」という行為によってその密度を高めてきたと言えます。
言わばNerholの2人にとって「対話」という行為は既に作品制作の一部であり、むしろその中枢とすら言えるのです。

本展で発表される帰化植物作品はNerholが近年制作を続けてきたシリーズの1つであり、私たちが普段何気なく目にするものを再び意識させ、そこに向き合う時間を与えてくれる作品群となるでしょう。
私たちとは全く異なった時間軸の中で歴史的に生き残ってきた帰化植物は生命力と環境への適応力に溢れ、逞しさと美しさを湛えています。

写真でもあり、彫刻でもある。
瞬間でもあり、歴史でもある。
それらの要素のあわいに存在するNerhol作品は、様々な問いと挑戦に溢れ、普遍的なテーマを扱いながらも常に新しい表現を求めてきました。
それは美術の本質に迫る行為そのものであると言えるでしょう。
柔軟性や多様性、他者への理解が必要とされる対話という行為を繰り返しながら作品を生み出していくその形式こそがNerholのアートであり、現代社会においてそのような芸術活動が重要な行為であるように思えてなりません。

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