マット・マコーミック個展 DREAM LIVE DIE ~アメリカを回想する~

Mar 10 — Apr 4, 2026

Presented by Sho+1 近日開催
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Sho+1では、2026年3月10日(火)から4月4日(土)まで、マット・マコーミック個展 DREAM LIVE DIE ~アメリカを回想する~ を開催いたします。

ロサンゼルスを拠点に活動するマット・マコーミックは、Instagramにおいて約13万人のフォロワーを持ち、アパレルブランドを運営しながら美術・音楽・ロードカルチャーを横断する活動で注目を集める現代アーティストです。

本展にあわせてアーティスト本人が来日し、初日にはオープニングレセプションを予定しております。
さらに、3月13日~15日に東京国際フォーラムで開催される Art Fair TokyoのSho+1ブースでもマコーミックの新作を発表いたします。
ギャラリーとフェア、二つの空間を往来しながら作品をご覧いただければ幸いです。

皆様のご来廊を心よりお待ち申し上げます。

<個展について ー マット・マコーミック>

今回の展示は、アメリカを象徴するイメージを軸に組み立てられています。それらのイメージは繰り返し目にされることで、いつしか馴染み深いものになっています。
その歴史の多くは暴力的です。しかし時間が経つと、暴力性は平坦化し、単なるイメージや年号、リファレンスへと変わっていきます。私たちはそれらを、もはや深く反応せずに認識してしまいます。このような状況こそが、作品のある地点です。
空間の中心には、唯一無二の本『Dream Live Die』が置かれています。それはテーブルの上にあり、展覧会の一部として存在しています。本書はカタログではありません。表紙はナサニエル・ホーソーン『緋文字(The Scarlet Letter)』の原典デザインを踏襲しています。これは、道徳的断罪やその帰結の連鎖を、あらかじめ存在する構造として浮かび上がらせる試みです。
壁面には七つのポストカード作品が展示されています。それぞれがアメリカ史の特定の瞬間を参照しています。そのイメージ自体はすでに既知のものです。各ポストカードには一つの色面が寄り添っていますが、その色はイメージを説明するためにあるわけではありません。ただ隣に佇んでいるのです。そして各フレームの裏側には、手書きのメモが添えられています。
椅子とテーブルは機能をもつ実用品です。それらは秩序と抑制への信念から来ています。そして、この部屋の中では作品についてのコメントをするのではなく、本そのものを支えています。
大判のペインティング作品は、私的なイメージと公共の歴史を結びつけています。ある作品では若い頃の私の部屋に貼ってあったミスフィッツ(Misfits)の “Bullet” ポスターと、JFK(ジョン・F・ケネディ)の写真を並置しています。また別の作品では、オサマ・ビン・ラディン暗殺を祝うウエストポイントの士官候補生たちのイメージを使っています。これらのイメージは調整や解釈を加えず、そのまま提示されています。
展覧会の結びは「コカ・コロニゼーション(CocaColonization)」を題材にしたペインティングです。
コカ・コーラは、日常の中に溶け込みながら静かにアメリカの影響力を運んできた、あまりにも馴染み深い対象です。しかしその“不可視性”はもはや通用しません。イメージがそこに立ち現れます。

<アーティスト・プロフィール>

マット・マコーミック
1987年生まれ

マット・マコーミックの作品は、文化的記憶と物質的現前性の交差点において展開され、アメリカ西部に残された痕跡を、きわめて個人的でありながらも広く共鳴する視覚言語へと凝縮しています。絵画、ドローイング、ミクストメディアを横断しながら、その実践は歴史的神話と現代の残骸とのあいだに横たわる緊張関係を行き来し、カウボーイ、ハイウェイ、ハリウッドの夢想といったイメージが、経験された生のテクスチャのなかへと溶解されていきます。
彼の作品はノスタルジアに抗し、アメリカの風景を主題であると同時に表面として扱います——そこには消去、再創造、そして循環的な崩壊の痕跡が刻印されています。断片化された看板、騎手のシルエット、そして広がる余白は、揺れ動く継承のあり方、すなわち定着することを拒む過去を示唆しています。失われた物語を再構築するのではなく、マコーミックの画面構成はパリンプセスト(書き換えられながらも消えない層)として機能します。そこでは〈アメリカ西部〉は固定された地理的場所としてではなく、むしろ変動し続ける心理的地勢として存在しています。
ロサンゼルスとニューヨークで過ごした経験からインスピレーションを得た彼の作品は、アイデンティティや場所性のみならず、存在と儚さをめぐる問いでもあります。その実践を通じて彼は、断片のなかに詩情を見出し、アメリカ的神話を直線的な歴史としてではなく、矛盾が交錯する場として捉え、探究を続けています——それは未完であり、定まることなく、つねに動き続ける⽭盾に満ちたプログレッシブなフィールドの只中にあるのです。
マコーミックはロサンゼルスおよびニューヨークを拠点に活動しています。これまでにニューヨーク、パリ、香港、マイアミ、ロンドン、ロサンゼルス、東京、アスペン、サンフランシスコにおいて個展およびグループ展を開催しています。

MATT McCORMICK
Instagram:@mattrmccormick
Website:https://www.mattrmccormick.com

<展覧会概要>
マット・マコーミック個展 DREAM LIVE DIE ~アメリカを回想する~
会期:2026年3月10日(火)– 4月4日(土)
時間:12:00 – 18:00
休廊:日・月・祝
会場:Sho+1
協力:広松木工株式会社
   LURF GALLERY

※オープニングレセプション
2026年3月10日(火)18:00 – 20:00
アーティスト在廊予定

ART FAIR TOKYO 20
会期:2026年3月13日(金)– 15日(日)
会場:東京国際フォーラム ホールE(東京 有楽町)
Sho+1ブース(Booth S033) にて新作発表

ARTISTS

  • Matt McCormick

VENUE

ORGANIZERS