伊賀美和子 個展【the Seen and the Unseen|秘密の遺物 第二章】
Jul 18 — Aug 2, 2026
「もし歴史とは、事実ではなく、人がもっともらしく語ることで成立するものだとしたら。」
本展では、架空の考古学者エミール・ヴェルナールによる発掘記録を手がかりに、伊賀美和子が“失われた文明”の遺物を再構成する。陶器の破片、女性像、祭祀具、謎めいたレリーフ…それらは一見、古代の信仰や死生観を物語る考古学的資料のようでありながら、どこか人間くさく、少し可笑しい。
伊賀の作品は、神話や歴史、博物館的な展示形式を借りながら、その権威やもっともらしさを軽やかにずらしていく。発掘されたとされる彫刻作品群には、生命、死、再生といった壮大なテーマが漂う一方で、人物たちの表情や佇まいには、どこか日常の気配やユーモアが滲む。
会場では、ヴェルナールが発見したとされる遺物の彫刻作品に加え、それらをマイクロカメラで撮影した写真作品も発表する。肉眼では見過ごしてしまう表面の凹凸や傷、質感は、まるで重大な発見の証拠写真のようでありながら、同時に「本当にそうなのか?」という小さな疑いも呼び起こす。
本展は、歴史の真偽を問うというよりも、人が失われたものに意味を与え、物語を作り上げてしまう営みそのものを、少し真面目に、少しふざけながら見つめる試みである。ヴェルナールが見たものは、人類共通の記憶の断片なのか。それとも、ただの勘違いだったのか。答えは、たぶん会場のどこかにある。あるいは、ない。
また会期中の8月1日(土)には、本展の世界観から派生した一夜限りのイベント「マダムキューカンBAR」を開催。展示空間が架空のスナックへと姿を変え、遺物、記憶、噂話がゆるやかに交差する特別な夜となる。
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期間 2026年7 月18 日(土)~8 月2 日(日)
時間 11:00 – 19:00/最終日17:00 迄
休廊 7/21( 火), 27( 月)
問合せ contact@diginner.com
–EVENT |マダムキューカンBAR–
開催日時 2026/8/1( 土) 18:00~20:00
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◉Biography
伊賀美和子[Miwako Iga]
美術家/写真家。1966年 東京都生まれ。1999年「キヤノン写真新世紀」優秀賞受賞。ミニチュア玩具や人形を登場人物として情景を描き出した写真作品を制作。近年、写真だけにとどまらず、造形、絵画、ドローイング、インスタレーションと活動の幅を広げている。2000年「A STORM IN THE LIFE ー台風一家ー」(セゾンアートプログラムギャラリー/東京)2003年「テンペスト・イン・ティーポット」(小出由紀子事務所/東京)2007年「Madame Cucumber」(ベイスギャラリー/東京)「Madame Cucumber」(イヒョン・ソウル・ギャラリー/ソウル)2010年「悲しき玩具〜The Open Secret」(ベイスギャラリー/東京)2015年「THAT’S NOT ENOUGH.」(ベイスギャラリー/東京)個展。作品集に『Madame Cucumber』(2007)がある。
https://madamecucumber.art
ARTISTS
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伊賀美和子
VENUE
- URL
- https://diginner.com/
- 住所
- 〒152-0035 東京都目黒区自由が丘1-11-2
- Tel
- +81 3 6421 1517
- 開館時間
- 11:00 — 19:00
- 休館日
- Mon
- 入館料
- 無料
- 備考
- 展示会によっては休廊日が異なる場合もございます。 詳しくはホームページをご覧ください。展示会最終日は撤収のため17:00迄になります。