グループ展「Materiality and Language: Explorations in Form and Meaning Curated by Esthella Provas」

Jun 8 — Jul 31, 2024

Presented by KOTARO NUKAGA Past
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<本展の3つのポイント>
・ラテンアメリカ最大の現代美術コレクションのあるジュメックス美術館にて活躍のエステラ・プロバスによるキュレーション展
・「物質性と言語」のテーマにおける最重要とされるアーティスト、若手から第一人者までが一同に会した展覧会
・2022年岡山芸術交流にてアーティスティックディレクターを務め注目を集めた、リクリット・ティラヴァーニャの作品3点を展示

本展は、世界で最も影響力のある美術アドバイザーの1人と称され、メキシコシティにあるラテンアメリカ最大の現代美術コレクションであるジュメックス美術館の創設において極めて重要な役割を果たしたことでも知られるエステラ・プロバスのキュレーションによる展覧会です。

現代アートにおいて、物質性は美的体験を生み出すうえで欠かせない媒体となっています。それは単なるモノの物理的特性にとどまらず、時間や状況といった文脈とも深く結びついているのです。プロバスのキュレーションによって、アートとその物質的本質が織りなす多面的な関係性の探究へと鑑賞者を誘い、作家たちは従来の枠組みを問い直し、視覚、言葉、空間的次元を横断する対話を生み出します。本展ではステファン・ブルッゲマン、ホセ・ダヴィラ、リクリット・ティラヴァーニャ、マイケル・リキオ・ミング・ヒー・ホー、アマドゥールの厳選された作品を通じて、物質性が素材の問題だけでなく、時間や知覚、そして人間の経験とどのように関わり合っているのかを探ります。

社会の認識や物語が絶えず流動する現代において、これらの作品の持つ物質性は、私たちの集合的意識を映し出す鏡のような役割を果たし、作品の実体の受け止め方や理解の仕方に疑問を投げかけ、新たな見方を提示します。また、テキストや金箔、建築的なフォルムなどの要素を用いることで、モノと言葉が単なる媒体以上の存在であることを明らかにします。モノと言葉は、見る者と見られる者との対話のなかで、活発に働きかける参加者なのです。これらの要素を通じて私たちは、この展示に選ばれた作品がどのように情報を伝え、影響を与え、感覚的な体験として私たちに働きかけるのか、思いを巡らすことになるでしょう。ここでは、一つ一つの作品における物質性は静的な存在ではなく、生き生きとした、人間であることの条件の延長線上にあるものなのです。

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