BIO
主に紙を素材とし、メディウムとイメージ、実験的な技法を駆使して記憶の脆さと儚さを浮き彫りにすることで、移り行く世界の中で存在することの不安の表現を探求している。13歳のとき、ニューヨークに移住し、アメリカやヨーロッパを旅し、さまざまな建築、音楽、美術に出会ったことが、アーティスト・画家として独立するきっかけとなった。帰国後も素材の研究と実験を続け、市川の代表作のひとつ、線香で和紙を焦がしてイメージを描く「Scorch Paintings (線香画)」シリーズを発表。ソーシャルメディアの画像を模した「Scrape Works」シリーズでは、同様のコンセプトから派生しつつも、絵の具を使い、レイヤー/スクレイピングのプロセスを用いることで、抽象的で掴みどころのない記憶の本質を素材を通して表現する方法を探求し続けている。
<SOLO EXHIBITION>
2019年
「ODDS&SODS」、ブックマーク
「TV」 、 NADiff Gallery
2018年
「こんにちは、見知らぬ人!」 、POST
「street cred」 、 QUIET NOISE アーツ アンド ブレイク
「sprinkling A-side」 、Basement GINZA
「スリップアウト」 、QUIET NOISE アーツアンドブレイク 、東京
2017年
「grace note」 、 ES ギャラリー
2013年
「CLOCK MOVEMENT WATCH」、NADiff Galler
2012年
「アナと雪の女王」 、SPROUT Curation
2011年
「FLOWERS」、NADiff Gallery
「merry - go -round」 、ウォールギャラリー @ NADiff コンテンポラリー
2010年
「murmur」、FOIL GALLERY
2009年
「VINTAGE BROWN」、PLSMIS
<GROUP EXHIBITION>
2010年
「VOCA 2010」 、上野の森美術館
<OTHERS>
2021年
・9月9日 フランスのファションブランド『シャネル』とのアートブックを制作(ファッション誌『PLEASE16』初の別冊アートブック、44ページ全て書き下ろしで構成された。)
・3月5日「うぇぶちくま」にてエッセイを執筆
2020年
・11月3日『アラフェス2020at国立競技場』にて、アイドルグループ嵐の衣装に、メンバーの肖像画作品10点を提供。(同フェスプレスリリースにて発表)
・1月18日パリファッションウィーク/TAKAHIROMIYASHITATheSoloist。2020年秋冬コレクションのランウェイショーにて同ブランドとのコラボレーションを発表、その模様はブランドの特設ページとインスタグラムにてライブ配信されました。
2017年
・リーボック族ランナープロモーションおよびクラシックプロモーション作品提供
2015年
・現代日本写真アーカイブ:震災以後の写真表現2011-2013 飯沢耕太郎 著 青弓社 P81-82
・小説「夜蜘蛛」 (文庫版)田中慎弥著 文藝春秋装画
2014年
・電子書籍「eAERA 現代の肖像 市川孝典」 朝日新聞出版
2013年
・「時計」 個人出版
2012年
・小説「夜蜘蛛」 田中慎弥著 文藝春秋装画
・「標本(蝶)」個人出版
・「標本(ペイズリーハイブリッド)」個人出版
2011年
・展覧会カタログ「FLOWERS」 個人出版
・B印ヨシダ(ビームス×吉田カバン)とのコラボレーション企画より、鞄、名刺入れを制作