ほどけないために
Apr 18 — May 16, 2026
[展覧会名] ほどけないために
[出展作家] 小野久留美
[会期] 2026年4月18日(土)~5月16日(土)
[開廊時間] 11:00 - 19:00(最終日17時まで)
[休廊日] 日曜祝日、GW4月29日~5月6日休廊
[入場料] 無料
[会場] Gallery Hayashi
[住所] 東京都中央区銀座7-7-16
[オープニングレセプション] 2026年4月18日(土)18:00 - 20:00
GALLERY HAYASHI + ART BRIDGEはこの度、小野久留美による個展「ほどけないために」を4月18日から5月16日まで開催いたします。
小野久留美の表現の根底にあるのは、万物が土へと還り消失していく「流転」の法則と、それに抗い「永遠に留めておきたい」と願う人類の本能的な保存欲求との関係です。ロンドン芸術大学セントラル・セント・マーチンズを卒業して以来、小野は一貫して「写真を土に埋める」という独自の技法を追求してきました。一瞬を静止させる装置である写真を土中に投じる行為。それは、水分や細菌といった環境の力によってイメージが分解・再構築されるプロセスを許容し、保存の象徴である写真を変容させていく試みです。そこには人間のコントロールを離れた偶然性も映し出されています。
本展「ほどけないために」において、小野はその実践をさらに深化させ、変容を遂げた写真の断片と、その元の姿である写真を、作家自らの手で縫い合わせるという新たなアプローチを提示します。「flowers」シリーズでは、同一の花を捉えた写真は、一方は土によって分解され、一方はかつての鮮明な写真のまま糸によって繋ぎ留められます。それは「自然に委ねること」と「人間が手で縫うこと」という相反する力がひとつの画面に共存する行為です。また、「私世界」の作品では、日記やメモ、身体に刻まれた傷跡など、作家自身の記憶や経験が見て取れます。過去の記憶は、どれほど強固に繋ぎとめようとしても、時の流れとともに散逸してしまう運命にあります。小野は、そこにあえて針を刺し、糸を通します。その糸はいずれほどけてしまうかもしれないけれど、今この瞬間や感情や思い出を繋ごうとするその行為は、人間の保存欲求の現れです。
「ほどけないために」、変化し続ける世界の中で私たちは何を失い何を留めておきたいのか、鑑賞者一人一人に問いかけています。
VENUE
- URL
- https://g-hayashi-artbridge.com/
- 住所
- 東京都中央区銀座7-7-16
- Tel
- 03-3571-4291
- 開館時間
- 11:00 — 19:00
- 入館料
- 無料
- 備考
- 日曜休廊(予約制) 最終日 11:00~17:00