ジョー・グード「Nothing but the Blues」
Mar 21 — Apr 11, 2026
この度、KOKI ARTSではジョー・グード(1937–2025)の個展「Nothing but the Blues」を開催いたします。弊ギャラリーで3度目の個展となる本展は、2025年3月に一周忌を迎えるアーティストへの追悼の意を込めて開催されます。本展では、グードのスタジオに保管されていた11点の未発表の小品を展示いたします。2019年に制作されたこれらの作品は、彼の代表的なシリーズでもある「Ocean Blue」の最新の進化を示すものです。
グードはその長い画業を通じて、「物事を透かし見る」という概念を探求し、具象と抽象の境界線を巧みに曖昧にしてきました。自然現象を深い抽象へと変換させる彼の手法は、1988年に象徴的な「Ocean Blue」シリーズの誕生へと結びつきました。本展の Nothing but the Blues の作品群は、親密なサイズ感でありながら、認識可能な形態の断片や、色彩の繊細なグラデーション、そして生々しい筆致によって、鑑賞者自身の知覚の境界線を再考させます。水、空間、光を象徴するこれらの作品は、あたかも深い青い海を透かし見ているような、水中に沈み込むような没入感を呼び起こします。
ジョー・グード(1937–2025)、オクラホマシティ生まれ。1959年にロサンゼルスへ移り、1961年までシュイナード芸術学校(現カリフォルニア芸術大学)に在籍。1962年、ロイ・リキテンスタイン、アンディ・ウォーホル、ジム・ダイン、エドワード・ルシェらと共に、米国におけるポップアートの歴史的な初美術館展となった「New Painting of Common Objects」展に出展。後に南カリフォルニアにおけるライト・アンド・スペース運動の重要作家としても知られるようになる。グードの作品は、生涯を通して世界各地のギャラリーや美術館で展示され続け、近年の主な展示に、Honarkar Foundation (ラグナ・ビーチ、2024年)、Cirrus Gallery (ロサンゼルス、2023年)、KOKI ARTS (東京、2023年)、Texas Gallery (ヒューストン、2021年)、Michael Kohn Gallery (ロサンゼルス、2021年)、Galerie Thomas Zander (ケルン、2021年)、Leslie Sacks Gallery (サンタモニカ、2019年)、Peter Blake Gallery (ラグナ・ビーチ、2018年)での個展などがある。直近の美術館での個展は、2015年にセントルイス現代美術館で開催された。日本国内では、南天子画廊 (東京、1995年)、国立国際美術館 (大阪、1988年)などでも作品が紹介されている。グードの作品は、ロサンゼルス・カウンティ美術館(LACMA)、ロサンゼルス現代美術館(MOCA)、ニューヨーク近代美術館(MoMA)、ホイットニー美術館、メニル・コレクションなど、数多くの重要な美術館に収蔵されている。
VENUE
- URL
- https://www.kokiarts.com
- 住所
- 東京都千代田区東神田1-15-2 ローズビル1F
- 開館時間
- 12:00 — 19:00
- 休館日
- Sun・Mon・Tue・Holiday
- 入館料
- 無料
- 備考
- 展覧会会期以外は休廊