移ろいの余白

Sep 6 — 21, 2026

Presented by Blackbird Galley 近日開催
SHARE

私は、人間の記憶や知覚のプロセスを主題に制作を行っています。私たちが見ている世界は、現実そのものではなく、経験や感情、時間の経過によって絶えず編集され、再構築された像です。記憶は保存されるものではなく、思い出すたびに新たな意味を帯びながら形を変えていきます。

私は、その曖昧で流動的な営みを、色彩や質感、素材が持つ時間性を通して抽象的に表現しています。

自然が刻む時間の痕跡や、素材が内包する変化のプロセスを取り入れることで、目には見えない記憶や感覚、人間の内側に積み重なる時間を可視化することを試みています。

デジタル技術やAIによって情報が正確に記録・再現される現代において、私がフォーカスするのはその対極にある、人間だけが持つ曖昧さや揺らぎ、不完全さです。

絵画によって抽象的に落とし込まれた図像による心理現象パレイドリアや、色彩や質感を通して立ち上がる記憶の断片など作品を通して、人が何を記憶し、何を失い、それでもなお心の中に残り続けるものは何なのか。

その問いを静かに見つめ続け、「シンプルで純粋な人間性への回帰」を探求しています。

本展では、名古屋初となる4つのシリーズを一堂に展開します。それぞれのシリーズが持つ時間と余白、記憶のあり方など、完成した瞬間ではなく、まだ形になっていない、移ろい続けている余白そのものを可視化する試みです。

ARTISTS

  • Marino Funahashi

VENUE

ORGANIZERS