Synthetic Ancestry
Mar 13 — 27, 2026
INJURYとREAL PARENTの東京デビューとなる本展は、彼らの創作の進化を総覧するものであり、4Kの仮想世界と3Dプリントされた金属やクローム樹脂の持つ物質的な重量感を架橋します。作品の核にあるのは、人間の本能、AIの意識、そして目には見えない権力システムの交差点を探る試みであり、それらはデジタルの魂と物理的な遺物の両方として現れる「現代のタリスマン(護符)」として具現化されています。
この物語の中心にあるのが INTERHUMANAシリーズ です。心臓というモチーフを通して認知とテクノロジーの関係を探ります。透明な脳心臓は知恵を象徴し、黒い心臓は合成的なAI意識を示し、赤い心臓は人間の感情的反応の核を表しています。展示はさらに形而上的な領域へと広がり、新作アニメーション Silver Souls を公開します。この作品は、私たちのデジタル現実を静かに動かしている不可視の流れや合成的生命力のメタファーとして機能します。
このビジョンを現実へと引き戻すのが DIGITAL HEARTBURNシリーズ です。アルミニウムの心臓は、プライバシーの侵食やキャッシュレス社会への移行を象徴するトーテムとして存在します。「NO CASH KEPT ON PREMISES」のような実務的警告は、利便性と引き換えに個人の自由が商品化されていく現代への挑発的な問いへと再文脈化されます。
また本展では、ハート型バッグなどの作品を通じてアートとファッションの境界を曖昧にし、機能性に対する既存の価値観に問いを投げかけます。有形の富が消え、データの痕跡と反射する表面だけが残るとき、何が残るのか——その問いへ観客を導きます。
VENUE
- 住所
- 〒150-0011 東京都渋谷区東2丁目6-18 EPOCH 4階
- Tel
- 07031921804
- 開館時間
- 14:00 — 19:00
- 休館日
- Sun・Mon
- 入館料
- 無料
- 備考
- 土曜日 OPEN 11:00-19:00