BIO
1992 東京都に生まれる
2012 ロンドン芸術大学 セントラル・セント・マーティンズ ファウンデーション 修了
2015 ロンドン大学 ゴールドスミス・カレッジ美術学科 卒業
2017 東京大学空間情報センター 協力研究員
私は、絵画を固定された像の表現としてではなく、光、物質、身体、環境の関係のなかで知覚が生成される場として捉えている。作品は一つのイメージを提示するのではなく、見る角度や距離、光の状態によって絶えず表情を変え、その都度異なる現象として立ち現れる。粒子は光と干渉し、像は定着することなく揺らぎ続ける。そこでは、「見る」という行為そのものが静かに問い直されている。
近年は、能登で採取した土や砂、珠洲焼の灰、鉱物など、土地の時間を含んだ素材を用いながら、偏光パールや金属素材といった光学的特性を持つ物質を重ね合わせて制作している。表面は湿度や光を受けて微細に変化し、近づけば像は崩れ、離れることで再び立ち上がる。私の関心は、「主体が世界を認識し、表象する」という構造ではなく、世界が現れる条件を静かに調律し、主体を環境のなかへ再配置することにある。
作品は、一つの答えを示すためのものではなく、未だ定まりきらない場所として存在している。固定された視覚から離れ、知覚そのものが更新されていくような、新たな可能性を探っている。
<EXHIBITIONS>
【個展】(2023 年以降)
2023 「JOY AFTER ALL—花信風」(Lurf Gallery、東京)
2023 研究成果展「揺動する絵画空間—化粧品原料を用いた表現の研究」
(資生堂グローバルイノベーションセンター、神奈川)
2024 「It calls: shades of innocence」(Lurf Gallery、東京)
2025 「無限の形象」(銀座三越、東京)
2025 「雨粒は花となり、宙に舞うまで」(Lurf Gallery、東京)
2025 「象—有と生と無」(ASTER Curator Museum、石川)
2025 「re: materiality」(hakari contemporary、京都)
2025 「真空の輪郭」(鎌倉画廊、神奈川)
2026 「桜時」(阪急メンズ館アートギャラリー、大阪)
2026 「移ろいゆくもののなかで」(銀座三越、東京)
【グループ展】
2016 「On the Threshold II: Formal Presence」(オリエンタル・ミュージアム、英国・ダラム)
2022 「diverse paintings」(⻄武渋谷、東京)
2023 「Chroma Distance」(ポーラ ミュージアム アネックス、東京)
2024 「Redcar Summer Exhibition 2024」
(レッドカー・コンテンポラリー・アート・ギャラリー、英国・レッドカー)
2024 「Summer 2024」(鎌倉画廊、神奈川)
2026 「Winter 2026」(鎌倉画廊、神奈川)
<OTHERS>
2019 ART FAIR TOKYO 2019(東京国際フォーラム、東京)
2022 資生堂みらい開発研究所との共同研究開始(化粧原料による光学表現の研究)
2023 資生堂みらい開発研究所との共同研究成果展「揺動する絵画空間」(横浜 S/PARK、横浜)
2024 Tokyo Gendai(パシフィコ横浜、神奈川)
2024 Kiaf SEOUL(COEX、ソウル)
2024 Art Fair Beppu 2024(別府国際観光港、大分)
2024 第2回日本国際芸術祭「未来を創る U35」展(御寺泉涌寺舎利殿、京都)
2024 《花信風》展示(某所[官公庁]展示企画:Art Place inc.)
2025 山脇竹生・高屋永遠共著論文「絵画技法の画種横断的な分類」出版、芸術科学学会
2025 ART FAIR TOKYO 2025(東京国際フォーラム、東京)
2025 第3回日本国際芸術祭「流転と無限」(関⻄万博・夢洲、大阪)
2025 Tokyo Gendai(パシフィコ横浜、神奈川)
2025 Art Fair Beppu 2025(別府国際コンベンションセンター ビーコンプラザ、大分)
2026 高等学校用国語教科書装画を担当。明治書院出版『新精選 現代の国語』『新精選 言語文化』
立命館アジア太平洋大学をはじめ、企業コレクション多数。