BIO
1935年、岐阜県土岐市生まれ。窯業が盛んで、安土桃山期に焼き物の大きな改革をしている美濃で育った伊藤は、現在も同地で自宅と工房を構え制作している。
1954年武蔵野美術学校に入学し油画を専攻。卒業後は岐阜県陶磁器試験場デザイン室に籍を置き、クラフト運動の指導者、日根野作三に大きな影響を受けた。当初は平面での意匠のみ行っていたが、実際の立体とのつながりに限界を感じ、自らやきもの制作を手がけ始める。以降日常の器やクラフトに加え、早くから鉄など他素材もくみあわせた「陶による彫刻」「インスタレーション」のような立体造形を発表してきた。その姿は多くの若い作家の指針となり、美濃の現代やきものを牽引している。
<SOLO EXHIBITION>
2023
「伊藤慶二の絵と陶彫」小山登美夫ギャラリー、東京
2022
「伊藤慶二」小山登美夫ギャラリー、東京
「伊藤慶二展」光玄、名古屋、愛知
2021
「象(かたち)」Lギャラリー、名古屋、愛知
「東日本大震災10周年企画展 3.11 鎮魂-魂の宿る場-」スペース・アルテマイスター・会津、福島
2019
「伊藤慶二陶展―土とたわむれて―」和光ホール、銀座、東京
2017
「忘れてはならない記憶」オリエンタルギャラリー、広島
2013
「伊藤慶二展 ペインティング・クラフト・フォルム」岐阜県現代陶芸美術館、岐阜
2012
「3. 11 鎮魂」スペース・アルテマイスター・会津、福島/ギャラリー数寄、愛知
2011
「伊藤慶二 こころの尺度」展 岐阜県美術館/パラミタミュージアム、三重
2009
「伊藤慶二『面』展」ジェイアール名古屋髙島屋、名古屋
ギャラリー数寄、愛知
2003
ギャラリーNOW、富山
2002
「つら・づら」「尺度シリーズ」ギャラリーももぐさ、多治見、岐阜
1999
「食のうつわ展」「ヒロシマシリーズ」ギャラリーももぐさ、多治見、岐阜
1998
「1965-1998」ギャラリーももぐさ、多治見、岐阜
1995
Hetjens-Museum, Düsseldorf, Germany[Gallery Böwing, Hannover, Germany/Musée des Arts Décoratifs de la Ville de Lausanne, Switzerlandに巡回]
1993
ギャラリー川船、東京
1991
ギャラリーキャプション、岐阜
渋谷西武、東京
1990
ギャラリー椿、東京
1987
ギャラリー白、大阪
1976
カサハラ画廊、大阪
<GROUP EXHIBITION>
2024
「美しさ、あいまいさ、時と場合に依る」kudan house、東京
2023
「24周年企画 好きなかたち展」ギャラリー数寄、愛知
「伊藤慶二と薫陶を受けた作家たち」樂翠亭美術館、富山
2021
「GO FOR KOUGEI」勝興寺、高岡、富山
「土と語る達人 加藤清之&伊藤慶二 展」光玄、名古屋、愛知
「タイル考~陶芸の視座より」多治見市モザイクタイルミュージアム、岐阜
2013
「伊藤慶二+鯉江良二 土に宿すかたち − パイオニアたちの仕事」樂翠亭美術館、富山
2012
「3.11 鎮魂-魂の宿る場-」、アルテマイスター、福島
2008
「aim'08 土から生える」多治見・土岐・瑞浪、岐阜
2007
第4回円空大賞展、岐阜県美術館、岐阜
「土から生まれるもの:コレクションが結ぶ生命と大地」東 京オペラシティアートギャラリー、東京
2005
「内田繁と2人展」巷房ギャラリー、東京
「夏のお茶展」
ギャラリーももぐさ、多治見、岐阜
2004
「人形(ひとがた)-風景の中の彫刻展」ギャラリーももぐさ、多治見、岐阜
2000
「うつわをみる 暮らしに息づく工芸展」東京国立近代美術館工芸館、東京
1984
国際陶芸展、ブダベスト、ハンガリー
1983
「荒木高子と2人展」Braunstein Gallery、サンフランシスコ、アメリカ
1981
第39回ファエンツァ国際陶芸展「仏足のゆくえ」、イタリア
<AWARD>
2017
薬師寺 平成の至宝 83選奉納
2016
日本陶磁協会 金賞
2013
地域文化芸術功労表彰(文科省)
2007
円空大賞展 円空賞
2006
岐阜県芸術文化顕彰
1989
美濃陶芸作品永年保存
1981
ファエンツア国際陶芸展、イタリア
1979
’79日本クラフト展・優秀賞
1978
世界クラフト会議・日本クラフトコンペ美術出版社賞