BIO
1997年生まれ。
諸宗教の宗教的対象や古典絵画のアトリビュート( 特定の人物や
神々に帰属する対象物)を“シミュレーショニズム” という絵画系譜
の中で引用することで形而上学的絵画を制作している。小森の絵画
制作は図像解釈や理論構成、宗教倫理などエピステーメから出発し
ており、絵画の骨組みとなる要素を複雑に張り巡らせ、時にはちぐは
ぐに入れ替えることでコードを集積させて超現実的な絵画を構築し
ている。異なる宗教や様式をコラージュするように織り交ぜることで
事物に内在していた共通項や相違が紡ぎ出されている。
主なコレクションに大原美術館(岡山)。